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流研▼RFID「森の里セットセンター」見学会を5月25日に開催 

2010年05月18日

 流通研究社は、10年度第1回目となる物流現場見学会を来る5月25日に神奈川県厚木市のユーコープ事業連合「森の里要冷セットセンター」で開催するに伴い、現在、参加者を募集中だ。
 ユーコープでは拡大する一方の宅配需要に対応することを目的に、神奈川県厚木市に同センターを新設。冷蔵・冷凍肉、魚、日配品を利用者ごとにセットし各地の宅配センターに配送する仕組みを構築。-25℃から5℃(蓄冷材専用-45℃の保管庫も完備)と徹底した温度管理下で、従来施設より1.5倍の商品保管が可能となった。
 従来の4ラインから6ラインに拡大させ、生産性向上と集品能力が2倍になり、扱いアイテム数は230から350に拡大。また全館5℃の温度帯を基調に冷凍庫も増設、原料小出し、別積み扱い、入荷情報管理など最新のシステムを導入した。
 商品棚への補充には13.56MHzのRFIDを採用。RFタグで商品を認識することで配送先と商品を紐付け、トレーサビリティシステムをも実現する。入荷品のロットナンバーのほか、商品温度、重量を計測し、カタログと商品パッケージを連動させた。
 見どころのひとつは集品ラインだろう。トーヨーカネツソリューションズ社製「PD3」により、袋掛けが終わったシッパーが集品スタッフの前に流れてきた際、スタッフの受け持ち商品がある場合、コンベヤ上部のランプが点灯、ランプの指示に従うことで集品ができ、迅速で確実な作業が実現したという。
 また資材の循環型利用の仕組みも考慮された。商品入荷用の段ボールを1ブロック900kgの塊に加工する自動破材圧縮機、破損や汚れのあるシッパーを溶融機で板状に加工し100%のリサイクルを実践するほか、トラック待機場所に保温用電気プラグを設置した。
 施設概要と見学会の概要は次のとおり。
●森の里要冷セットセンター
神奈川県厚木市小野2025-12
敷地面積:8,197坪
床面積:8,605坪
1F:2,995坪
2F:2,805坪
3F:2,805坪
●見学会の概要
開催日:5月25日(火)
・プログラム
(13:30)
小田急小田原線
愛甲石田駅に集合
(13:50)
バスにて
関東物流センター到着 
(14:00~14:30)
センターの概要セミナー
(14:40~15:40)
センター内を見学 
(15:40~16:00)
質疑応答
*終了後、バスで駅まで移動
愛甲石田駅で解散
(16:15頃を予定)
参加料:1名様15,750円
     (税込み)
定員:35名
(定員になり次第、受付終了)
▼問合せ先
(株)流通研究社 企画室
東京都豊島区南池袋2-47-6
TEL.03-3988-2661
FAX.03-3980-6588