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センコー、蝶理▼中国での物流センター事業を10月から展開 

2010年07月02日

 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】センコーと蝶理、中国の青島雪達集団有限公司の3社は6月25日、7月に倉庫業、アパレル検品・検針などの流通加工などを行う合弁会社「青島雪興国際物流有限公司(仮称)」の設立に合意したと発表した。
 新会社は山東省青島地区でアパレル検品、検針機能を備えた物流センター事業を開始する。新会社の資本金は約2億2500万円で、出資比率はセンコー 55.1%、雪達集団30.0%、蝶理14.9%。7月の設立と同時に雪達集団の工場敷地内に物流センターを着工し、10月に稼働する。
 また、新会社ではアパレル製品の検品・検針業務など流通加工業務の研修や、保管、配送など国際貨運代理資格を取得する。センコーは新会社の設立で、青島発の日本や欧米に向けたアパレル一貫物流システムを構築し、中国アパレル産業集積地からの一貫物流体制を充実化する。
 雪達集団は青島で縫製工場を展開しており、共同で物流センターを建設することで、縫製工場から検品、検針センターまでの配送コストの低減や、出荷波動の吸収などを図る。
 蝶理は青島にインナーウェアなどの提携工場があり、合弁会社へ資本参加し、山東省での物流効率化と商流拡大を目指す。蝶理とセンコーとの合弁会社設立は今回で3社目となる。