ムラタシステム▼現場思考のWMS「LogiGAIA」を提供 
2010年08月02日 【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】ムラタシステム(京都市南区)のWMS『LogiGAIA』は「ジャストサイズ・オールインワン」をコンセプトに開発されたパッケージシステム。不要な機能を削除するとともに、物流の現場で必要とされる基本機能を網羅し、熟練者でなくても操作できる使いやすさを兼ね備えている。
ソリューション販売部の福本幸宏シニアマネージャーは、「これまで多くの開発経験を積んできたので、機能に漏れは少ないはず」と自信を見せる。
「複数倉庫・複数荷主の管理が求められる3PLや通販系物流会社で評価されている」という同システムは、鮮度管理やきめ細かなトレーサビリティが必要な食品分野でも導入されている。
「物流事業者に求められる『高度な物流サービスの提供』と『物流コストの低減』という矛盾した目標の両立にはWMSが不可欠だが、コストパフォーマンスに優れた使い勝手の良いものが見当たらなかった」というのが、同システム開発の経緯という。そこで同社では、4000サイトにも及ぶWMSの導入実績をベースに、「現場思考の物流システム」として、この業界特化型の低コストパッケージにたどり着いたという。
同システムの大きな特徴は、ユーザー側で運用形態を自由に設定できる定義ツール『フレームビルダー』を搭載している点だ。従来のパッケージシステムでは、荷主が増えたり運用形態が変更になると、ソフトウェアの変更が当然必要だったが、画期的とも言える同機能を使えば、ユーザー側で簡単に運用条件の追加が可能となっている。
荷主ごとに異なる入荷検品やピッキングの方法などはセットアップ画面上で簡単に設定でき、無線ハンディやプリンタなどの機器増設の際も同ツール上で行える。福本氏は、「通常であれば数か月かかる開発期間が驚くほど短期間で済む」とし、「案件受注から業務開始まで時間がない3PL企業からの評価が高い」と胸を張る。
同システムの価格は470万円から。同氏は、「将来の事業形態の変化に柔軟に対応でき、ネットワーク連携などの拡張性も備えている当社のシステムをぜひ、活用してほしい」と語る。
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