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寺田倉庫▼菱洋インテリジェンスと協業で機密文書管理ワンストップサービスを展開 

2010年08月02日

 【物流ウィークリーhttp://www.weekly-net.co.jp/】寺田倉庫と菱洋インテリジェンスが4月から機密文書管理ワンストップサービスを展開している。
 寺田倉庫の東京都港区にある堅牢なセキュリティ倉庫の中に各種データ処理を実現するBPOセンターを設置し、機密文書など利用者の情報資産を外部に持ち出すことなく、安全にデータ作成や保管を行うサービスを提供している。
 保管のプロである寺田倉庫とデータ処理のプロである菱洋インテリジェンスの特色を生かした機密文書管理のサービス。このワンストップサービスでは、機密文書のデリバリーから保管、電子化、検索代行、溶解処理までを一貫して行う。
 堅牢な倉庫の中で超高速スキャナーによる紙書類の電子化や保管を行うので、機密文書管理におけるセキュリティの高さが特長だ。こうしたサービスでは倉庫とスキャナーの場所が別という業者も多く、そうした場合には輸送中の交通事故や書類の紛失など、万が一の事態が発生する場合もあり、情報漏えいなどの危険も高まるという。
 保管する倉庫会社とデータ処理会社が別々の場所にあれば、余分な物流コストも発生する。機密文書の管理、処理においては移動が少ないほど危険が減るため、同じセキュリティ倉庫の中で一貫した管理をすることで、非常に高いセキュリティで利用者の重要な情報資産を保全する。
 寺田倉庫のサービスでは、BPOセンターのある倉庫には監視カメラのほか、生体認証、各扉に設置されたカードキーなど、セキュリティ設備を幾重にも設置して、利用者の機密情報漏洩や紛失などのリスクをマネジメントしている。
 書類の電子化には超高速スキャナーのほかに、大判スキャナーやフィルムスキャナーを備える。必要書類1件単位の検索代行も対応している。
 こうした機密文書管理サービスは、単に高速スキャナーを倉庫に導入するだけでできるものではなく、情報資産を扱うノウハウも重要だ。同社は「データ処理と保管のプロ同士が一緒にやることのメリットが大きい」と話している。
http://www.weekly-net.co.jp/logistics/post-5214.php