物流ITのレッドプレーリー▼WMS、要員管理システムで日本法人設立 
2010年09月15日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】米国のレッドプレーリーはこのほど、日本法人「レッドプレーリー・ジャパン」を設立し、事務所を開設した。
レッドプレーリーは、流通・物流分野の専門ソリューションベンダーで、2008年の売上高は3億ドル(日本円で255億円)と業界でもトップクラスの規模、前期比15%以上の伸びを示している。
主なソリューションは、WFM(要員管理)、EM(実行管理)、WMS(倉庫管理)、TMS(輸送管理)、フローキャスティング(小売起点のSCM)を展開している。
日本法人の代表には富士通、i2、JDAといった企業を歴任した経験豊富な西本広之氏が就任した。
レッドプレーリー・ジャパンでは、ウォルマート、ベストバイ、GAPといった小売業の実績と、フレクトロニクスやソニーといったハイテク産業、フォード、フォルクスワーゲン、ボルボ、マツダ、スズキといった自動車産業、多数の3PL企業での導入実績を基に、チェーンストにおける要員計画とスケジューリング、倉庫における入出荷・部品/在庫配置の最適化といった提案を行なっていく計画だ。
WFM(要員管理)では、日別・時間帯別の要員ニーズを予測し、要員のスキルセット、様々な制約事項や就業ルールなど、複雑な条件を取り込み、店舗毎の要員計画を最適化し、SaaSモデルの提供により、短期間での導入とスムーズな定着を実現する。
この結果、ライバル企業との競争優位性を確立.顧客サービスレベルの向上.残業コストの削減.スピードが遅く高価な手作業からの脱却.勤務時間の過大申請など残業や超過勤務を削減する。
EM(実行管理)では、予め定義した業務プロセスに基づき、本部の施策を全ての店舗で確実に実行することを支援し、店舗からのフィードバックも自動で集計する。
ベストバイでは1000余りの店舗に導入し、企業のコンプライアンス対応力を高めるとともに、本部と店舗間をまたぐ業務の効率化と標準化を図っている。
WMSソリューションは、豊富な導入実績が290社にのぼり、1つのWMSインスタンスで、国内外の複数の拠点の倉庫管理をサポートし、在庫拠点のグローバル展開を支援している。
例えば、P&Gが62サイト、Best Buy50サイト、Excel Logistics80サイトにも及んでいる。さらに、柔軟なワークフロー設定が可能リアルタイムな見える化を支援する。
フォルクスワーゲンは、ワールドクラスのサプライチェーンを構築するために、RedPrairieの先進的なサプライチェーンソフトウェアを選択し、新規の物流センターでは、10万点のパーツを扱っている。
日系企業では、パナソニック、ソニーでは、USAとUKでWMSを導入している。
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