スズケン（愛知・名古屋市）は福岡物流センター「SILC」を1月4日に稼動させた。
　SILCは九州の全てをカバーエリアとしており、配販分離および定時頻回納入が推進されることにより、納品リードタイムの短縮や品切れ率の低下が期待できる。また同社独自の倉庫管理システムの導入で、納品した商品のロット・有効期限の管理を可能になった。製造不良などによる回収対象医薬品を迅速に回収することができるという。
　さらにはデジタルピッキングシステムや、出荷前に商品が正確に出庫されているかどうかを確認するPOS検品システムも導入されており、作業の正確性が高まるもよう。非接触ICカードによる全館の入退室管理や監視カメラによる24時間監視を行い安全・安心面も強化されている。
　設備総費用、60.0億円。
・福岡物流センター「ＳＩＬＣ」の概要
　(1)名称：ＳＩＬＣ(シルク)（Shoyaku Innovative Logistics Center）
　(2)所在地：福岡県八女郡広川町大字藤田737番地4（久留米・広川新産業団地）
（3)敷地面積：21,171.64㎡（6,404.42坪）
　(4)建築面積： 8,911.30㎡（2,695.66坪）
　(5)延床面積：19,901.14㎡（6,020.09坪
　(6)構造・規模：鉄骨造地上3階建
　(7)保管品目数：２万1000