日立物流▼近鉄エクスと業務提携 
2011年05月16日 日立物流(東京・江東区)は5月11日開催の取締役会で、近鉄エクスプレスとの間で業務提携および合弁会社を設立することを決議したと伝えた。
日立物流と近鉄エクスプレスはそれぞれ、3PLとフォワーディングに強みを持つ。両社は相互補完と協業をテコにしながら顧客ニーズへの対応力強化と企業価値の向上を図り、厳しさを増すグローバル物流市場で継続的に成長していくことを狙うという。
・業務提携の内容
両社は事業・地域戦略に応じて、互いを重要なパートナーと見なし、協業による高次のサービス提供体制を構築していく。また提携の一環として、両社共通の事業戦略における合弁会社を設立するとともに、両社合同にてワーキンググループを組織し、合弁会社のスムーズな設立や協業分野の検討を行う。
・合弁会社の内容
両社の業務提携の一環として、社会インフラ・エネルギー関連を中心とした海外プロジェクト案件や、グローバルサプライチェーン最適化に向けた企業の海外移転への対応を目的とし、プロジェクトカーゴ領域における営業・エンジニアリング・プロジェクトマネジメントを対象とした合弁会社を設立する。設立は7月1日の予定で、出資比率は日立が51%近鉄が49%となるもよう。