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川崎陸送▼事務所の非常用電源にフォークリフトを活用、荷主の物流を止めないサービス 

2012年03月17日

 川崎陸送のグループ会社のエル・スリー・ソリューション(本社・東京都港区、樋口恵一社長)は、非常寺に電動フォークリフトのバッテリーを事務所用の電源として利用できる、「事務所用非常電源キット」の販売事業を拡大している。
 同キットは、電動フォークリフトを持つ物流事業者向けに、フォークリフトのバッテリーをバックアップ電源に利用するもの。キットの内容は電源ケーブル(48v対応)、インバーター(100v、30A)、50mコードリール2台がセットになっている。
 一般的に使われている1.5tのフォークリフト用バッテリーは30Aあり、パソコン7~8台、オフィス電話、インクジェットプリンタ、出荷指示受信用のルーターなど事務機器に6時間程度電力の供給が可能だ。必要最小限の事務機器への電力供給に絞ることで、45万円と低価格での提供を可能にした。ただし、コピー機、レーザープリンタについては消費電力が大きいため、導入には個別調査が必要だという。
 現在、川崎陸送、中野倉庫運輸など15ヶ所26セット導入されている。川崎陸送の顧客にも一部導入されており、受注業務をバックアップすることで、配送センターとのデータ受渡しがストップしないようにしている。
 樋口社長は、「このキットの活用により物流会社の手元にある資源で、事業継続計画(BCP)に必要な電源を確保できる。一般的なバッテリー電源装置に比べてはるかに安く済み、お客様の物流を止めないサービスを実現できる」と話している。