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福山通運▼今期投資計画117億円 

2012年05月16日

 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
 福山通運(本社・広島県福山市、小丸成洋社長)は今年度、投資計画117億円を予定。東北や関東、中部、近畿地区などへの拠点網拡充を積極的に進める。長距離輸送など不採算事業の絞り込みで構造改革も進展。〝攻めの経営″の土台を築き、今年度から始まる中期経営計画の最終年度平成27年3月期の売り上げ3000億円を目指す。(丸山 隆彦)
 ことし3月には社債も発行し「資金は十分」(小丸社長)。秋田市に6月増設しゅん工する施設をはじめ、現在、岩手や宮城県で設計段階の案件も抱える。
また東南海地震など災害時に備えた施設増強も含め、拠点開設を関東、中部、近畿地区で進めていく。
構造改革を進め利益体質に
 
中期計画の売り上げ目標は、最終年度の27年3月期で3000億円(23年度比20.7%増)。 同社は現在を目標達成に向けた過渡期と位置付け、長距離輸送など不採算事業からの撤退、デジタル重量計の全店導入などで構造改革を進め、利益体質への転換を図ってきた。
 その上で、全国に張り巡らせた国内拠点網をさらに拡充させ、中期計画での目標達成に弾みをつけたい考え。
 事業の柱とする国際事業もことし1月、アジアで複合一貫輸送サービスに定評がある三統(現・福山グローバルソリューションズ)を傘下に収め「近い将来年間100億円の売り上げを目指す」(熊野弘幸副社長)。
 今後も業務提携や資本参加にも積極的に取り組み、M&A(企業の買収・合併)も視野に入れ事業を拡大させていく。