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ハマキョウレックス▼物流センター好調続く 

2012年05月30日

【輸送経済(http://www.yuso.co.jp/)】
 ハマキョウレックス(本社・静岡県浜松市、大須賀秀徳社長)は前期、好調な物流センター事業が収益拡大に寄与。子会社近物レックス(同・静岡県清水町、堀内悟社長)の収益増加もあり、平成24年3月期の売上高は連結・単体ともに過去最高となった。
 3月末時点の物流センター数は自社・借用合わせ70施設。前期に比べ7施設増。医療関連や雑貨の取り扱いが増えた。事業のもう一つの柱である貨物自動車運送が売り上げの52.7%を占めるが、「再来期にはセンター事業が運送を抜く見通し」(大須賀社長)。
 10日に公表した26年度を最終年度とする中期経営計画でも、物流センター事業を成長の核とする戦略を継続する。同事業での年間受託目標を、10社から15社に引き上げるなど営業を強化。「中期計画の目標必達」(同)を掲げる。
 今期の売上高は前期比1.2%増の910億円を目指す。「控えめな予想だが、東日本大震災の影響で企業の物流センター立ち上げが遅れていることを考慮した。期後半は新規立ち上げが増えると予想されるので、来期に向けた体制強化に主眼を置く」(同)。