ニチレイ▼新規センター好調で増収増益 
2012年08月14日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
ニチレイ(本社・東京、村井利彰社長)の低温物流事業は、好調な「物流ネットワーク事業」(=運送事業)が全体をけん引。平成24年4~6月期の売上高は382億円(前年同期比6%増)、営業利益21億円(同32%増)となった。
物流ネットワーク事業は9%の増収、4億円の増益。前年度末に新設した通過型センターの本格稼働や東日本大震災で被災したセンターの回復が寄与した。
「地域保管事業」(=低温倉庫事業)も堅調。大都市圏を中心に保管ニーズが高く、既存施設はほぼ万床状態。昨年2月に操業開始した東扇島物流センターのフル稼働で増収増益に。
事業全体の好調を受け、ニチレイは物流ネットワーク事業の通期見通しを上方修正。営業利益は前回見込みより2億円上乗せし78億円(同6%増)とした。予想される電力料金アップなどの影響を鑑み、やや慎重な予想となった。(藤本 裕子)