山九▼インドネシアに倉庫 
2012年12月27日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
山九(本社・東京、中村公一社長)は、インドネシアのグリーンランド工業団地に物流拠点を新設する。第1期の倉庫が来年12月に開設。状況を見ながら、第2期も設ける。
同工業団地に進出する日系企業に向け、国際物流の多様なニーズを満たしたサービスを提供することが狙い。新倉庫を山九の中国、東南アジア、日本のネットワークに連携させた3PL(サードパーティー・ロジスティクス)を実現する。
荷物は自動車部品などを想定。JIT(ジャストインタイム)に対応できる体制を整える。ジャカルタの消費市場としてのさらなる成長を見込み、「消費財の供給基地」としても機能させる。中国や東南アジアからの輸入品の加工・保管も行う。
第1期投資額は15億円
グリーンランド工業団地は、ジャカルタ中心部から東方37㌔㍍に位置。インドネシア最大のコンテナ港タンジュンプリオク港から50㌔㍍。チカンペック高速道路の東チカラシインターチェンジにも隣接する。
新倉庫は鉄骨造り平屋建て。敷地面積は63,792平方㍍。倉庫面積は第1期、第2期ともに9,540平方㍍。投資額は、土地と第1期の倉庫建設費用で15億円。化学品などの危険品専用倉庫棟も併設する。
インドネシアでは日系企業の進出が加速している。山九もインドネシアを重要視。新興国の成長による需要増大取り込みを図る。(松井 悠)