サカイ引越▼今期11支社を開設 売上600億円超え挑戦 
2013年06月04日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
サカイ引越センター(本社・堺市、田島哲康社長)は今期、全国11カ所に支社を開設。計168の支社体制で、引っ越し専業として初の売上高600億円超えを目指す。
投資額は約25億円。4月の徳島支社を皮切りに、札幌、帯広、入間、横浜、厚木、岐阜、滋賀、岡山、福岡、鹿児島の計11カ所を開設。営業体制を強化し、今期引っ越し取扱件数は前期比5.3%増の67万3900件、売上高は同5.7%増の620億2000万円を見込む。
さらに、「見込み以上に良い数字が出るのでは」(真鍋彰郭経理部長)と強気。住宅着工数の増加と景気回復、消費増税前の駆け込み需要といったプラス要因が背景にある。引っ越し単価も「前年度下期から回復傾向にある」(同)。
見込み以上の数字に期待も
昨年12月に投入した食器類のこん包作業も行う新パック商品「らくらくCコース」が好調。「電気工事を含め付帯作業が増え、単価上昇に寄与した」(中野秋代専務)。
前期の業績は売上高586億5000万円(前期比7.4%増)、営業利益48億8000万円(同5.0%増)の増収増益。サカイ引越センターは創業以来、リーマン・ショックの影響で減収減益となった22年3月期以外の全ての期で増収増益を達成している。(丸山 隆彦)