SBSHD▼来年、タイに物流施設 
2013年08月19日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)は来年、タイにSBSグループ初の海外物流センターを開設する。急速な経済発展とともに日系企業の進出が加速するASEAN(東南アジア諸国連合)での物流事業拡大を図る。
センター開設に向け、2月、同社はタイのパートナー企業Trans Air Cargo社と合弁で、施設開発・運営を行う新会社TAS Logistics社(=TAS社)を設立。
6月、TAS社を通じて、自動車や電機関連など日系企業が多く進出する同国チョンブリ県のイースタンシーボード工業地域内に敷地面積6万4000平方メートルの用地を取得した。
日本式のオペレーションで
同地は、タイ最大の国際港レムチャバン港から約25キロ、スワナプーム空港から約100キロ、バンコク市内から約125キロに位置。来年の稼働を目標に、1期棟となる延べ床面積1万平方メートル規模の物流センターを建設する。
同センターでは、SBSグループの物流施設開発と運営ノウハウを導入。日本国内と同等の物流品質を求める日系企業のニーズに対応し、「日本式のオペレーションを提供する高品質な物流センターとする」(SBSHD)。
TAS社は、SBSHDの子会社でアジア地域を統括するSBSロジスティクスRHQ(リージョナルヘッドクオーター)が49%を出資。資本金は6000万バーツ(約1億8500万円)。代表者はKeree Chaichanavong氏が務める。(水谷 周平)