カンダHD▼久喜に医薬品物流拠点 
2013年08月19日 【輸送経済(http://www.yuso.co.jp)】
カンダホールディングス(本社・東京、勝又一俊社長)はこのほど、埼玉県久喜市に「久喜物流センター」をしゅん工。19日に本格稼働する。
カンダグループの主要事業の1つ、医薬品物流事業の拡大を図る。ローコストオペレーションを実現する医薬品の共同配送拠点として活用する方針。
所在地は埼玉県久喜市北中曽根山ノ下650。東北道久喜インターチェンジ(IC)から約3.5キロ、圏央道白岡菖蒲ICから約3キロに位置。敷地面積は約3万3000平方メートル。鉄骨造りの2階建てで、延べ床面積は約3万1000平方メートル。グループ最大級の物流センターとなる。
貨物用エレベーター2基、垂直搬送機5基を設置。医薬品の取り扱いに対応し、空調を完備。防虫、庫内温度を保つためのエアーカーテン付きシャッターを施した。非常時の停電対策として自家発電装置も整備。30キロリットルの軽油を貯蔵できるインタンクも備えた。
同センターには年内にも、約1万5000平方メートルの屋根を活用して太陽光発電パネル(出力991キロワット)を設置する。すでに売電を開始した蓮田物流センター(埼玉県蓮田市)やパネル設置を進めている南東北物流センター(宮城県名取市)とともに、売電事業を展開していく。(水谷 周平)