伊藤忠ロジ▼医薬品3PL拡大で、埼玉県加須市に物流センター新設 
2013年08月19日 【LNEWS(http://www.lnews.jp)】
伊藤忠ロジスティクスは8月6日、医薬品3PL事業拡大のため埼玉県加須市に医薬品専用センターを建設すると発表した。
伊藤忠商事から7月に医薬品3PL事業の移管受け入れに伴うもので、2014年8月稼働を予定している。
施設は、敷地面積12,620㎡、延床面積19,696㎡、地上4階建て(2階は事務所のみ)で、東北自動車道加須ICの至近に位置している。
設備面では、非常用発電機、保冷用ドックシェルター、危険物倉庫を備え、BCP、温度管理、セキュリティにより配慮した医薬品専用センターとなっており、外壁には断熱金属サンドイッチパネルを使用するなど、空調効率化にも配慮している。
医薬品3PL事業の移管については、1998年から伊藤忠商事を主体に医薬品3PL事業に取り組んでおり、近年、国際品質基準への対応の厳格化等、高度な物流機能が求められるようになり、専門性とより柔軟な設備投資への対応が必要となっていた。
このため、グループの伊藤忠ロジスティクスで取り組むことが、より物流品質、顧客満足度の向上に繋がり、長期的な医薬品3PL事業の拡大に発展するとの判断から移管となった。
今後、商社系物流会社として、日本国内の医薬品3PL事業だけでなく、フォワーディング機能、海外、海外域内ネットワークを活用し、商流への参入も視野に入れ、医薬品3PL事業の海外展開にも積極的に取り組んでいく考え。
既に昨年から検査薬の日本国内、輸送、中国国内の一括物流受託を開始しており、工場の集荷、国内センターでの保管、国内配送、通関、航空輸送、中国国内でのセンター運営、内陸輸送までを一貫して受託している。