「日通NECロジスティクス」誕生▼日通が株式49%取得 
2013年12月17日輸送経済
日本通運(本社・東京、渡辺健二社長)は1日付で、NECから同社物流子会社NECロジスティクス(本社・川崎市、吉村直樹社長)の株式の49%を譲り受けた。これにより、NECロジの出資比率はNEC51%、日通49%に。商号が「日通NECロジスティクス」に変更された。
グローバルとICTを強み
ことし3月に合意した戦略的業務提携に基づくもの。来年12月をめどに、日通がさらに2%譲り受け子会社化する予定。
今後、日通のグローバル物流ネットワーク、NECのICT(情報通信技術)、日通NECロジのICT分野の物流ノウハウなどを融合し、「日通NECロジをICT業界に強い、グローバル物流企業として成長させる」(3社)方針。
NECは、同社を「ロジスティクスパートナー」と位置づけ物流ネットワークを活用。NECグループのグローバルサプライチェーン(供給網)の基盤を拡充していく。
日通は、「ICT分野の物流を提供する体制を整えることで、経営基盤の強化とサービスの拡充に努めていく」考えだ。(松井 悠)