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認定1万9000事業所に▼Gマーク 全体の23%が取得 

2014年01月17日

輸送経済新聞社

 全日本トラック協会(星野良三会長)は12月20日、平成25年度「安全性優良事業所(Gマーク認定事業所)」として、申請を受理した5982事業所のうち5618事業所を認定した。認定事業所のうち、新規申請は1724事業所で、通算の認定数は1万9257事業所。全国のトラック運送事業所に占める割合は前年度より1.4ポイント増え、23.0%となった。認定事業所の車両台数は、全営業用トラックの38.1%に相当。
 書類審査に合格し、認定された割合は94.6%で、前年とほぼ同じだった。
 制度開始から11年目となる25年度、全ト協が目標に掲げた通算2万事業所認定は達成できなかった。認定の内訳を見ると、新規申請による認定が前年度に比べ大幅に減少。大手事業者の事業所でGマーク認定が一段落した一方、「安全対策に関する要件が必要なため、中小事業者で取る機会がまだ少ない」(全ト協)ことが理由とみられる。
 中小企業のGマーク認定を促すため、全ト協は適正化事業実施機関による巡回指導時にGマークの仕組みや認定のメリットを説明している。今後もそうした周知活動を続けるとともに、「Gマーク認定のインセンティブについて、事業者の期待に沿えるよう要望をくみ上げる」(同)ことを検討。認定数の底上げを図っていきたい考え。(藤本 裕子)