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イーソーコドットコム▼大谷会長がSCロジ新春講演会で講演 

2014年02月04日

 1月29日、エス・シー・ロジスティクス(加勢丈二社長、東京都港区)の新春講演会で、イーソーコドットコム(早﨑幸太郎社長、港区)の大谷巌一会長が講演を行った。「物流不動産Bizはブルーオーシャン!早期導入物流事業者が勝利する」と題し、超大型高機能物流施設(メガ倉庫)の相次ぐ供給から、物流不動産Bizのスタート方法まで解説した。

 大谷氏は、「メガ倉庫の大量供給は、一見物流事業者にピンチのようだが、倉庫業免許の取りやすい優良な物件が借りやすくなり、物流不動産Bizは開始しやすくなった。ピンチはチャンス、この機会に物流不動産Bizを早期導入した物流事業者が、地域の一番店になれる可能性がある」と強調。

 また、「このビジネスは物流事業者が従来の物流での強みを生かし、不動産事業を加えることで、会社のパワーアップを図るもの。そのためには経営者、従業員ともに『心のあり方』を変えていく必要がある。新たに物流不動産Bizを始める際は、新事業部もしくは新会社を立ち上げ、従来の組織とリスペクトしながらスタートさせるのがお勧めだ」などと話した。

 同講演会では、国土交通省大臣官房参事官(物流産業)の岩城宏幸氏も、「物流政策の課題と展望について」講演した。最近の日本の人口や貨物輸送量の減少から、物流業界には環境対応、国際化、メガ倉庫の活用など時代の変化への対応、危機管理が重要になってくると指摘。大規模災害時も物流事業者が蓄積されたノウハウを生かし救援物資の輸送・仕分けに活躍した例を挙げ、国民生活のライフラインである物流業界への期待を込めて変化への対応を求めた。