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高速道路の駐車スペース不足▼「大型用」拡張に期待 

2014年07月02日

【 物流ウィークリー http://www.weekly-net.co.jp/ 】

 労働時間の短縮化が大きな課題になっているトラック運送業界では、「コスト増は避けられないものの、改善基準を守るためには仕方ない」との判断で高速道路の利用が増加。また、燃費の違いを考えれば「一般道路をメーンに運行ルートを組むことが、果たして節約になるのかどうか」というほどの燃料高騰ぶりが、おのずと営業トラックを高速道路へと誘い込んでいる。そこで問題になるのが、かねて不足が指摘されてきた駐車スペース。道路会社も現地の状況を確認しながら拡張工事を進めているが、車種ごとに決められた駐車枠を守るなど、限られた施設を共用するうえで利用者のマナー徹底を図る必要もある。

 高速道路のSAやPAの敷地内は、流入・流出路などの一部エリアを除いて駐車違反にならず、「トレーラ」「大型車」「小型車」など車種ごとに駐車枠が指定されているものの、どこに止めても違反になるわけではないのが実情だ。「空いていると思ってハンドルを切った先に1台の軽自動車。左右のトラックに隠れて見えないから、夜間だとスモール(ライト)を点灯していなければ追突される危険もある」と、山陽道の福山SAで休憩していた大型トラック(長崎ナンバー)のドライバー。福岡ナンバーの大型ドライバーも「トラックの間から子供が飛び出してきてヒヤッとしたことがある」と話す。