かつて権利、いま人材▼なお廃業に敏感な事情 
2014年08月04日【 物流ウィークリー http://www.weekly-net.co.jp/ 】
「うちの分は昔の運送免許。その辺りの許可とは値打ちが違う」と話すトラック事業の経営者も、まだまだ最前線で活躍しているが、違った表現でいえば「うちの電話回線は10万円の権利金が必要だった時代のもの。だれでも引ける現在のものとは違う」…と、そんな感じかもしれない。それほど貴重だった免許も平成2年の新法以降、「許可と見なす」という行政の判断によって従来の価値は消失したといえる。ただ、それでも「廃業する運送会社があれば免許(許可)を買いたい」とアンテナを張る業界関係者は少なくないが、手に入れようとする背景は明らかに変化しているようだ。