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バイタルネット▼宮城県に物流拠点、稼働 

2015年01月19日

バイタルネットは1月6日、東日本エリアでの医薬品流通の地域インフラとして「宮城物流センター」を竣工し、出荷を開始した。

カバーエリアは東北、関東エリア、出荷能力は年間3000億円の出荷が可能。

宮城物流センターは東日本大震災等の災害対応ノウハウをさらに発展敬称するとともに、今後の取扱高の伸長やスペシャリティ医薬品の流通管理に代表されるコールドチェーンマネジメントに対応するために建設したもの。

業界で初めてすべての保管エリア(建屋1階、3階)に直接トラックが乗り入れできる「デュアル(2層)トラックバース」を設置し、いかなる状況でも事業継続を可能としている。

建屋は強固な岩盤層に支えられた官公庁レベルの耐震強度を確保するとともに、停電時に大型の非常用発電機により主要設備を72時間稼働させることが可能。

これまでの災害等の経験を活かし、作業工程での自動化設備を獄力排除した仕組みを導入した。

倉庫エリアと冷蔵庫の大空間は、いかなる環境変化に伴う用途変更にも柔軟に対応可能。

新たに開発した「マルチピッキングカート」は同時に複数の配送先の商品のピッキングを行うことが可能。

まとめてピッキングした商品を検品しながら仕分けするGAS(ゲートアソートシステム)は効率化を図りながら出荷制度を向上する。

さらに、お客様センターにコールセンター機能を集約し、受注を効率的に処理。ICカードによる入退室管理や監視カメラによる24時間監視。環境に配慮した設備として、倉庫内の照明をすべてまかなえる電力量を持つ太陽光発電を設置、人感センサー、昼光利用センサーを導入するなど省エネに貢献している。

なお、44年間地域の医薬品物流の拠点として機能していた名取物流センターは、その機能を宮城物流センターに移行することになる。

既存の物流ネットワーク網に、強固で柔軟な宮城物流センターが連結することにより、高品質でローコストな物流サービスを提供する。

■概要
名称:宮城物流センター
所在地:宮城県黒川郡大和町小野字明通40-7
敷地面積:4万8831㎡
建築面積:1万5053㎡
延床面積:3万1111㎡
構造:鉄骨造3階建て
取扱品目数:3万品目
設備投資額:総費用65億8000万円(土地、建物、マテハン、システム含む)

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