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大成建設、トップ工業▼床衝撃音など低減させる「遮音高性能乾式二重床」を開発 

2015年05月01日

大成建設とトップ工業は、設備機器の稼働音や床面上を子供が飛び跳ねることなどで発生する音(重量床衝撃音)などに起因して、コンクリート内部を伝わる振動により床面等から発生する音(固体伝搬音)を大幅に低減する「遮音高性能乾式二重床」を開発し、実施適用を開始した。

従来の乾式二重床と比較し、下室への重量床衝撃音を70~90%低減することが可能で、公的機関(一般財団法人 日本建築総合試験所)において、重量床衝撃音の改善効果に関する評価尺度の最高ランク『Δ(デルタ)LH-4等級』を獲得した。固体伝搬音は、63Hz域帯において従来の乾式二重床に対して70%低減効果を発揮し、既に東京都内の改修工事で実施適用を行っている。

また従来の乾式二重床に遮音シートを用いた場合と比較し、材料費・施工費合せて25%のコスト低減が可能。スラブ厚を増やす対策が不要になるため、建物全体の構造コスト低減も実現できる。

新築工事はもちろん、集合住宅やオフィスの改修工事についても、躯体を変更することなく容易に重量床衝撃音や固体伝搬音を低減することができる