ABCマート▼物流センターに倉庫管理システム(WMS)導入 
2015年05月06日アトムシステムは4月22日、靴専門店「ABC-MART」を運営するエービーシー・マートの物流センターに、倉庫管理システム「AtomWMS」が採用され、今年2月から稼動したと発表した。
エービーシー・マートは、継続した売上高の増加に伴い、国内780店舗への出荷物流センター(埼玉・愛知)の取扱量が日々増えていたことから、物流効率化の一環として既存の倉庫管理システム刷新の検討を経て、次期システムにAtomWMSを採用した。
AtomWMSはWebをベースとした倉庫管理システムで、今後の物流拠点追加の際の容易さ、サーバー集中管理によるシステムメンテナンスの煩わしさの解放などが評価された。
物流センターではシステム稼働後、1日に最大7300伝票、12万6000足の出荷作業が行われ、主な作業(入荷、出荷、梱包、棚卸など)はすべてハンディーターミナル上で動作するAtomWMSが支援し、柔軟なピッキング方法、店舗別アソートやアパレル品特有の在庫管理方法、バーコードによる出荷ダブルチェックなどによる作業品質と作業生産性の向上に寄与している。
倉庫管理システムは、AtomWMSの1機能であるアパレルテンプレートをベースとした。アトムシステムは食品、機械などさまざまな業種業態向けテンプレートを用意し、今後も国内・海外へのAtomWMSの販売・導入を推進していくとしている。
エービーシー・マートでは、社内システムのクラウド化を推進しており、今回のAtomWMSも日本IBMのSoftLayerクラウドでシステムが稼働している。
AtomWMS導入ついては、パートナーであるインフォセンスと共同で実施した。インフォセンスは山九のグループで、物流システムのコンサルティングと構築を中核事業とした企業。
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