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コニカミノルタ▼マレーシアに次世代型生産・物流拠点本格稼働 

2015年05月19日

コニカミノルタは5月7日、マレーシアのKMMY社が、次世代の革新的な生産体制づくりに向けて掲げた「デジタルマニュファクチュアリング」をコンセプトとする生産拠点を本格稼働したと発表した。

デジタルマニュファクチュアリングは、コニカミノルタが考える次世代の生産体制で、ICTと自動化技術を融合させ、生産プロセスの現状、モノの動き、管理情報などを自動で把握し、現状分析から経営指標までさまざまな視点で情報を活用して、効率的な生産拠点の経営を実現する。

段階的にさまざまな仕組みを導入し、生産品目数の拡大と共に、本格運用を目指す。

機械や電気系統の制御、化学技術などさまざまな技術要素を極めて高い精度で組み上げる必要のある精密機器の組立工程で、生産ライン状態の管理と状況把握を自動で行い、人手をかけずに適切な生産条件に調整し維持する仕組みを導入。

生産品を自動的に倉庫へ搬送し在庫認識するとともに、生産数・在庫数から判断した適正数量を自動で出荷するなど、ICTを通じてモノの動きを把握し、さらに統合管理し数値化することで経営指標として活用する仕組みも導入する。

さらに、生産情報のリアルタイム管理を通じて、生産拠点全体の費用と売上(出荷)情報を自動で集計し、損益状況などの経営指標のオンデマンドでの「見える化」を行う仕組みや部品、部材の属性情報の活用や、生産技術情報のマレーシアと他の拠点とのネットワーク共有で、バーチャル環境下でのシミュレーションや技術検討を可能にする仕組みを導入していく。

【 LNEWS http://lnews.jp 】