商船三井が昨年10月から今年1月にかけて実施した子供用車椅子の無償輸送について、届け先であるパラグアイから感謝状が贈られた。

子供用車椅子の輸送はNPO法人「海外に子ども用車椅子を送る会」がパラグアイ共和国に贈るためのもので、商船三井の輸送協力は2010年に続き今回で2度目。計80台の子供用車椅子は、商船三井運航のコンテナ船に積載され昨年10月23日に横浜港を出港し、1月19日にパラグアイのアスンシオン港に到着。その後陸揚げされて子どもたちの元に届けられた。

5月11日にはパラグアイ共和国大統領府SENADIS（障がい者人権保護庁）Rocio Florentin Gomez長官からの感謝状が、駐日パラグアイ共和国・Naoyuki Toyotoshi特命全権大使を通じて贈呈された。同大使は「海外からパラグアイを支援したい団体があっても、実際に輸送を行えなければ支援は実現しない。今回無償輸送のご支援を頂けたことを大変有り難く思っています」と感謝の意を表明した。

商船三井では、今後もグローバルネットワークを有する海運会社ならではの社会貢献活動に積極的に取り組んでいくとしている。