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商船三井▼世界初のメタノールを燃料とした低速ディーゼル機関が完成 

2015年07月04日

商船三井が発注していた、メタノールを推進燃料とする2元燃料低速ディーゼル主機関を搭載したメタノール運搬船の主機関が完成し、同社は7月1日に所期の性能を満たしていることを確認したと発表した。

本船は南日本造船に発注され、竣工予定は2016年。竣工後はカナダにあるWaterfront Shipping Company Limited社への長期定期貸船契約に投入される。

本ディーゼル主機関は、二酸化炭素(CO2)および窒素酸化物(NOx)排出量が通常の重油を燃料とする機関と比べて少なく、またメタノールは硫黄酸化物(SOx)を含まないため環境負荷も少ない。本船はメタノールを燃料とするほか、バラスト水処理装置も搭載。プロペラ前後へ省エネ付加物を採用して燃料消費効率を向上させるなど、環境に配慮した設計となっている。

本2元燃料機関およびメタノール供給装置の安全性検討は、国土交通省の「次世代海洋環境関連技術開発支援事業」及び一般財団法人日本海事協会の共同研究テーマに採択されている。