アイティフォーは、小売業向けのコンピューター基幹システム「RITS（リッツ）クラウド」の販売を8月14日より開始した。クラウド上のシステムを複数の企業で共同利用することにより、従来の６～８割の価格の利用料を実現した。

リッツクラウドは中小規模の企業向けで、利用できるのは店舗数が2店舗までの百貨店、もしくは店舗数200店舗までの専門店チェーン。商品管理、販売管理、顧客管理をはじめとする小売業に必要なすべての機能を網羅したシステムで、低コストで本格的な基幹システムを導入できる。利用料は税抜きで月々110万円からとなる。

従来型の小売業向け基幹システム「RITS（リッツ）」は、売り上げや在庫のリアルタイム処理など小売業が必要とする機能を備えたパッケージソフトとして、地方百貨店10社、専門店チェーン6社で導入されている。今回の新製品は共同利用の形態を取ることにより、従来型システムに比べ６～８割の価格を実現した。システムはBCP対応のデータセンターで運用され、24時間365日の監視サービスおよびメンテナンスを行う。