ホンダ▼アジア大洋州地域初の四輪テストコースをタイに建設 
2015年11月19日ホンダの研究開発子会社である本田技術研究所のタイ現地法人Honda R&DAsia Pacific Co.,Ltd.は、2015年11月9日にアジア大洋州地域における商品開発活動の強化を目的として新たに四輪テストコースの建設に先立ち、地鎮祭を行ったと発表した。
地鎮祭には、同国副首相であるソムキット・チャトゥシピタック氏をはじめとするタイ政府の高官や佐渡島志郎・駐タイ大使を招き、ホンダからは代表取締役会長の池史彦氏、同社アジア・大洋州地域本部長の安部典明氏らが出席した。
新たな四輪テストコースは敷地面積約80万平方メートル。タイ中央部プラチンブリ県に建設され、さまざまな路面条件でテストできる走行路が設置される予定だ。建設に関する投資額は17億バーツで、稼働開始は2017年を予定。完成後は、パワートレイン開発を除くほぼすべての車両研究活動がタイにおいて可能になる。
タイの四輪テストコースは、同社が日本国外に設けるものとして米国に続き2番目で、アジア大洋州地域では初。テストコースには二輪用テスト専用路も一部に設置するなどし、二輪車や汎用製品のテストにも活用していく。