ヤマトHD▼沖縄に2.6万m2の総合物流センター、18日稼働 
2015年12月06日ヤマトホールディングスは11月18日、国際物流の過程で新たな付加価値機能を提供する日本最南端の総合物流施設沖縄グローバルロジスティクスセンター「サザンゲート」を稼働する。
沖縄の優位性を活かしながら、新たに「充填」、「キッティング」、「修理・メンテナンス」、「マージ」といった従来無かった付加価値機能を提供することで、ボーダレスに「止めない物流」を実現し、顧客の国際競争力の強化を支援する。
海外へ輸送する緊急性の高い保守パーツや、越境通販で販売する商品を保管し、深夜の航空便を活用したスピード輸送により、日本各地に在庫する場合と比べ、受注(締め切り)時間の大幅延長が可能になる。
深夜の航空便がある地域では、現地で在庫する場合と同等のリードタイムが可能になるため、アジア圏内に分散する総在庫量のマネジメントが可能になり、コスト削減につながる。
施設内に顧客企業の充填設備を導入することで、製造から物流までのプロセスを1か所で行うことが可能。深夜の航空便を活用することで、例えば海外の顧客が通販で注文した商品を、海外の工場で製造した場合と同等のリードタイムで「Made in Japan」の製品として顧客へ届けることが可能。
また、海外で発生した修理品を保税状態のままサザンゲートで修理することで、輸出入の手続きをする必要がなく、より早いスピードで輸送することが可能になる。これにより、海外に修理工場を持つ必要がなくなり、修理技術・ノウハウの海外流出も防止できる。
なお、沖縄県は東アジア・東南アジアの中心に位置し、アジア主要都市へ航空機4時間圏内という地理的優位性を有し、さらに24時間通関や深夜の離発着が可能な那覇空港、沖縄国際貨物ハブといった施設を兼ね備えている。
沖縄県が指定する国際物流拠点産業集積地域内では、各種税金の優遇措置も受けられる。
■概要
名称:沖縄グローバルロジスティクスセンター
愛称:サザンゲート
所在地:沖縄県那覇市字鏡水 国際物流拠点産業集積地域内
延床面積:2万6590m2
構造:鉄筋コンクリート造5階建て
入居会社:沖縄ヤマト運輸
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