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三菱重工▼日本原子力発電と共同でパワーアシストスーツを開発 

2015年12月06日

三菱重工業は、日本原子力発電と共同で、原子力災害時などで作業員の力を補助するパワーアシストスーツを開発した。このパワーアシストスーツを装着することで、約40kg分の重さを補助できることが特徴で、ロボットのパワーと人間の能力の両方を相乗的に活かした多様な作業が可能となる。

原子力災害時には放射線環境下での作業となるため、遠隔ロボットの活用が期待される。しかし、現実には、ロボット操作開始までの準備作業や、緊急時の迅速かつ柔軟な対応のために、人間による重作業を必要とする状況が発生する事が考えられる。

今回開発されたパワーアシストスーツの目的は、こうした状況での作業員の負担軽減だ。実用化されれば、被ばく低減効果の高い重遮へいスーツを装着しての作業や、遠隔ロボットや非常用電源などの運搬といった重作業が可能となる。