CRE▼さいたま市緑区に5.2万m2の物流施設着工 
2016年03月04日シーアールイー(CRE)は2月15日、埼玉県さいたま市で開発を進めている物流施設「ロジスクエア浦和美園」を着工した。
開発地は東北自動車道浦和ICより約700mに位置しており、首都高速川口線、東京外環自動車道へのアクセスも良く、都心部を見据えた関東エリア全域をカバーする物流の戦略的拠点として優れた立地。
東京メトロ南北線と相互乗り入れを行う埼玉高速鉄道浦和美園駅より約450m、徒歩6分に位置していることに加え、周辺地域では大規模な複合型まちづくり(事業主:UR 都市機構)が推進されており、職住近接による労働力の確保にも高い優位性が見込まれる。
施設計画概要では、2.4万m2の敷地に地上4階建て、延床面積5.2万m2の大型物流施設を開発する予定で、来年4月15日の竣工を予定している。
施設のマスタープランとして、ワンフロアが約1万2540m2、3階部分へ大型車両が直接乗り入れ可能なスロープを設け、トラックバースを1階及び3階に備えるマルチテナント型施設。
場内出入口は3・4階テナント専用ゲートを設け、1・2階テナントとの敷地内トラック動線を完全分離することにより、場内車両渋滞や接触事故防止に配慮している。
倉庫部分の基本スペックは、床荷重が1.5t/m2、有効高さは各階6.0m(2階車路下以外)、照度は300ルクスを予定し、マルチテナント型物流施設としての汎用性を考慮している。
倉庫内の全ての防火区画壁に倉庫業法で定められた壁強度(2500N/m2)を有する耐火断熱パネルの採用を予定している。
法令で定められた耐火性能を満足させ、さらにマイナス10度帯までの冷蔵冷凍倉庫の間仕切り壁として使用する事も可能な耐火断熱パネルを新築当初から設置する事で、入居テナントの冷蔵冷凍設備導入時のイニシャルコスト圧縮、外壁のサンドイッチパネルとともに冷暖房設備設置時の熱負荷低減に大きく寄与する。
鋼板製のパネル仕上げによる倉庫内の美観向上と合わせて施設の就業環境改善に繋がるものとしている。
環境対応では、この開発地について土地再生推進協会による土地の安全性についての認証(ランク:Silver)を受領。土地についての安全認証を取得しての施設開発は国内第1号となる。
施設については入居テナントのBCP対応へのサポート、全館LED 照明の採用や壁面緑化を導入するなど、環境や省エネルギーに配慮した施設計画によりCASBEE埼玉県のAランク認証とBELS 評価の取得を予定している。
■開発プロジェクト概要
施設名称:ロジスクエア浦和美園
所在地:埼玉県さいたま市緑区
(さいたま都市計画事業大門上・下野田特定土地区画整理事業施行地区内)
敷地面積:2万4094.97m2
用途地域:準工業地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄筋コンクリート造 一部 鉄骨造 地上4階建て
延ベ面積:5万2313.92m2(予定)
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