スズケン▼92億円投じ、愛知県大府市に延床2.7万m2の物流センター稼働 
2016年04月19日スズケンは4月5日、愛知県大府市に名南物流センターが竣工し、稼動する。
投資額は92億円、3階建てで延床2.7万m2の規模で、愛知県の南部、西部、三河エリと三重県全域を対象エリアとし、保管可能品目3.6万品、出荷能力は年商2500億円。
保冷品専用の入荷口にドックシェルターを設け、外気に触れることなく、直接保冷庫内へ搬入することで、厳格な温度管理を実現。
保冷品の輸送も、2~8℃を12時間維持できる専用の保冷カゴ車を使用する。
得意先への納品リードタイムの短縮を図るとともに品切れの削減をすることで、物流サービス水準の向上を図る。なお、出荷開始は4月25日から。
立地場所は、海抜20mに位置し、液状化の危険度も低く、今後予想される大規模地震が発生した際にも被害が少ない立地。
伊勢湾岸自動車道や名古屋高速道路などが交差する国内最大規模の名古屋南ジャンクションの隣に位置し、最寄りのICまで車で数分の場所に位置している。
愛知県江南市の江南物流センターと連携をはかることで、豊富な品ぞろえを実現し、東海・北陸・長野エリアの物流サービス水準の向上を図る。
大規模災害時に安定的に医薬品を供給できるよう災害対策を施し、中部圏の更なるBCP対応の強化を図る。
建物本体に免震構造を採用し、地震の揺れで生じる商品の落下を防止し、停電時にも物流センター全体を連続72時間稼働できる自家発電装置を装備した。
断水時に1000人が1週間程度使用できる飲料水を20トン確保できる受水槽を完備。さらに、物流センター内で働く人の3日分の非常食や飲料水を備蓄。災害時にはヘリコプターが離着陸できる緊急離着陸場を確保し、近隣の消防署とも連携する。
災害拠点病院への商品供給に対応するために、物流センター1階を配送拠点として活用できるようなレイアウトとし、移動や組み替えが容易な簡易ラックを取り入れている。
■名南物流センターの概要
所在地:愛知県大府市共和町炭焼1番地45
敷地面積:3万3957.77m2
延床面積:2万7139.15m2
構造・規模:地上3階建・鉄骨免震構造
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