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TRC▼業界初のプレゼンテーションルーム開設 

2016年05月02日

東京流通センター(TRC)は18日、2017年夏に竣工を予定する物流ビル「新B棟」(仮称)の営業活動拠点として、隣接するTRCセンタービル9階に業界初となる「プレゼンテーションルーム」を開設した。

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新B棟は大田区平和島のTRC構内に建築中のSRC-S造 免震構造の6階層大型施設。羽田空港、大井埠頭、主要幹線道路など、都心至近の物流インフラとして、国内のみならず国際輸送にも柔軟に対応できる極めて高い立地優位性を持つ。延床面積約5万1,800坪、賃貸面積約3万9,500坪(基準階賃貸面積は約6,720坪)、1区画430坪から入居が可能なフレキシブルさも他の大型施設とは一線を画す。

近年、大きな問題となっているパート従業員の確保という点でも高いポテンシャルを持つ。東京モノレール・流通センター駅から徒歩1分、JR大森駅からはバス、平和島からはバスと徒歩でも通勤可能。半径10km圏内には大田区、品川区、川崎市を中心とした住宅街が広がり、自家用車通勤10分圏内住民は約17万人、15分圏内は約51万人にも及ぶという。

同日開かれた記者発表で関口史彦常務はプレゼンテーションルーム開設について、「高いデザイン性の倉庫内オフィスのモデルケースであること、竣工前段階から施設特徴を理解していただき、TRCの総合的情報発信拠点としての機能を設置する」と3点の狙いを述べた。

プレゼンテーションルームには入居を検討するユーザー向けに、ヘッドマウントディスプレイを3台導入した。VR(Virtual Reality;仮想現実)技術を用いて、建物内部を実際に目の前で見ているような「バーチャル内覧」が実現する。頭の動きに連動し、マウントから360度の情報を入手できるため、施設内にいるようなリアルな体験が可能となった。 

同ルームに展示されている倉庫内カット模型とQRコードをiPadでかざすことで、AR(Augmented Reality;拡張現実)技術を応用した倉庫利用事例をビジュアルでも体験可能。これにより、マテハン設置などの事前シミュレーションが可能となった。

現在、新B棟には多数の問い合わせがあり、約4割の関心表明書があるという。TRCではプレゼンテーションルームを新B棟の戦略的営業活動拠点として活用し、リーシング活動に積極的に取り組んでいきたいとしている。

 問い合わせやプレゼンテーションルームへの来場予約は専用ホームページまたは電話 (営業部直通  03-3767-2121)まで。