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GLP▼小牧に3.6万m2のマルチテナント型物流施設開発 

2016年06月04日

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(以下:GLP)は5月26日、愛知県小牧市に延床面積約36,000m2のマルチテナント型の物流施設「GLP小牧II」開発を発表した。

2016年12月に着工、2018年1月に竣工予定、総開発コストは約67億円。

地上4階建て鉄骨造で、1棟賃貸による大型ニーズのほか、中小規模の物流ニーズに対応するためL字型の建物を東側A区画と西側B・C・D区画の大きく2エリアに分け、最大4社の入居が可能となっている。

東側A区画は片面バース、3層構造で西側は4層構造を3分割し、1階を含めた2層使いとすることで入出庫の利便性を確保すると同時に上層階でのワンフロアオペレーションが実現できる。

保管型・荷捌き配送型など物流施設の利用目的に全方位型で対応する。

東側A区画には、近隣エリアでは希少な低床バースを設け、2.5tフォークリフト走行対応とし、飲料や産業系メーカーなどの重量貨物に対応するため、カスタマーニーズによって低床部分の高床化も可能な構造としている。

西側には高床・両面バースを設け、小売、食品、日用雑貨などの業種を想定した構造。働く人の環境を配慮し、休憩室を1階に設置する。

小牧エリアは南海トラフ巨大地震の影響の少ないエリアと想定され、強固な地盤上にある。

地震に対する総合的なBCP対策として、緊急地震速報を庫内で受信・自動放送するシステムを導入するとともに、施設内に設置された加速度センサーを元に地震後の荷物や施設の安全性を早期に確認できるシステムをGLPの新たな取り組みとして採用する計画。

帖佐義之社長は、「GLPとして中部地方初の開発プロジェクトである『GLP小牧II』は物流の一大集積地に立地し、多種多様な業種の物流ニーズに対応するフレキシビリティの高い物流施設。中部地方の物流ニーズに沿うべく、このエリアに少なかった小割対応可能なスペースや低床バースを提供し、ベストな立地で高い物流効率性を目指した最新鋭の物流施設と言える。BCP対策でも新たな取り組みにより、施設機能の継続や早期復旧を図り、企業の非常時の事業継続をサポートする。この地域の物流ニーズは堅調で、需給は逼迫している。エリアの特徴に即し、変化する企業ニーズに先駆的に応える物流施設を今後も提供する」と述べている。

なお、GLP小牧IIの開発は、GLPがCPPIB(カナダの公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード)と2011年8月に50%対50%で立ち上げた合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」による開発物件となる。

 

■GLP小牧IIの施設概要
所在地:愛知県小牧市
敷地面積:約17,000m2
延床面積:約36,000m2
着工:2016年12月(予定)
竣工:2018年1月(予定)

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