富士通▼東京都から渋滞分析調査業務を受託 
2016年07月04日富士通と富士通交通・道路データサービス(以下、FTRD)は、東京都青少年・治安対策本部より渋滞分析調査業務を受託した。商用車プローブデータを使って交通現象を分析するFTRDの「FUJITSU インテリジェントデータサービス 商用車プローブデータサービス」により、交通渋滞を定量的に分析した。
調査は2015年12月23日から2016年3月11日までの約3カ月間で実施し、東京都全域の主要道路の内、国道と都道、および市の幹線道路の交差点間の平均旅行速度を色分けした平均旅行速度図の作成と、主要渋滞箇所433交差点の右左折直進方向別交差点通過時間を分析し、交通渋滞が連なって発生している路線を発見しやすくなった。具体的にどの方向へ向かう車線に渋滞が発生しているかを可視化できるため、より的確、かつ効率的な渋滞原因の究明や、効果的な施策立案に役立つ。
東京都では、2015年3月27日公開の「東京都長期ビジョン」のうち、高度に発達した利用者視点のインフラを備えた都市の実現を目指す具体的政策展開の中で、より的確で効果的な交通渋滞対策を行うために、本調査結果を活用していくとしている。