コープネット事業連合は8月21日、宅配サービス「コープデリ」の物流センターとして、小山冷凍集品センターを栃木県小山市に開設し、稼働開始する。

小山冷凍集品センターは、冷凍品を個人の注文ごとに仕分け（集品）し、各宅配センターに出荷する施設で、コープデリの冷凍集品施設は5か所目。

小山冷凍集品センターでは、仕分けできる商品の種類を従来の施設よりも大幅に増やした。「コープデリ」では、週替わりで商品カタログを配布しているが、組合員からは「お気に入り商品を好きな時に買いたい」という要望が寄せられていた。

対応策として、コープデリでは、品目数量に対応したシステムや物流基盤の整備を進めており、小山冷凍集品センターの新設もその一環。

集品できる品目数は最大約1300アイテムと、コープデリの標準的な冷凍集品センターの約3倍。

生産性や作業品質の向上にも取り組み、少ない人員で生産効率を上げるために、商品を自動的に個人別の容器に集品するセットラインを新たに導入した。

仕分け作業のミス削減と未然に誤配送を防止するため、「ウェイトチェッカーシステム」をコープデリとして初導入した。

商品の種類ごとの重量を仕分け作業前にあらかじめ予測して登録し、仕分けされた商品との重量の違いから仕分けミスを判断する。

なお、2017年春には、物流センターとしては初めて、小山冷凍集品センター事業所内に、外部の専門事業者に運営を委託した託児所を設置する予定だ。

■概要
名称：小山冷凍集品センター
所在地：栃木県小山市大字出井本郷北浦1523-19
施設面積：9000m2
セットライン：製品ライン6本
取扱可能アイテム：約1300アイテム（最大）
一日処理（集品）点数：約24万点/日
出荷エリア：全量：とちぎコープ、コープぐんま
　　　　　　一部：コープみらい、コープながの、コープにいがた

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