横河電機は、プロセスデータ解析や、設備の状況、操作履歴などのデータの解析を行い、品質の異常や生産性の低下を早期に発見できる解析ソフトウエア「Process　Data　Analytics（プロセスデータアナリティクス）」を開発した。発売は2017年3月を予定している。

同社では2008年からプロセスデータを基にした解析サービスを提供しており、これまでの契約実績は、化学業種を中心に日本で100を数える。「Process　Data　Analytics」はこの解析サービスの提供を通じて自社で開発・活用してきたもので、市場で発売することで顧客の品質維持・改善活動を支援していく。

主な販売先としては石油、石油化学、化学、鉄鋼、紙パルプ、薬品、食品、自動車、ガラス、ゴム、電機・電子などのプラントを想定し、製造現場の品質改善活動や、品質保証・品質管理部署による品質検査の改善に効果が期待できるとしている。