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GLP▼千葉県柏市にセミマルチテナント型物流施設を竣工 

2017年02月18日

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は2月3日、千葉県柏市にセミマルチテナント型の先進的物流施設「GLP柏II」を竣工したと発表した。

2016年2月に着工した延床面積3万3122m2の4階建て物流施設で、都心から約30km、常磐自動車道柏ICから約11kmに立地し、近接する国道16号線を利用することで首都圏全域への広域配送や工業団地内にあることから24時間操業が可能となっている。

さまざまな物流ニーズに対応可能だが、1~2社の入居を想定している。

倉庫天井高にバリエーションを持たせた設計となっており、2階を天井高3.7mの高照度フロアとし、Eコマースやアパレル企業などの流通加工型物流ニーズを満たすことが出来る一方、3・4階は天井高を6.5mから最大7.9mとすることで、保管型物流ニーズにも対応している。

1階のトラックの接車は高床バースだけでなく低床バースを設けることで、幅広い業種の物流オペレーションが可能。

全館LED照明を採用し、電力の消費を約48%削減(一般蛍光灯比)し、2階では個別制御が可能な調光照明(最大300ルクス)を採用することで、レイアウトに応じて照度を抑制し、一層の節電効果が期待できる。

新たな取り組みとしてパンクしないタイヤを装着したレンタルサイクルを配備し、テナント企業に無料で貸し出しを行うほか、有事の際の交通手段としても活用出来る。

GLPの帖佐義之社長は「千葉県内陸部の物流ニーズは引き続き底堅いと見ている。柏市という後背都市を控え、従業員確保ニーズにも応えられる。この施設では天井高や施設仕様に工夫を加えることにより、テナント企業の物流業務効率化をサポートすると同時に快適な労働環境を提供する」と話した。

今後の展開について、「今年も大量の供給が続く。立地によりさまざまだが、供給を上回る需要があるのも事実で、供給が需要を喚起している面もある」という。そのため「GLPとしても良い土地があれば積極的な開発を行う」と帖佐社長は述べている。

■施設概要
施設名:GLP柏II
所在地:千葉県柏市若白毛1051-1
千葉県柏市沼南中央土地区画整理事業地内20街区

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