横浜冷凍（ヨコレイ）は15日、名古屋市港区に「名港物流センター」を竣工した。

名古屋港は現在、自動車関連貨物を中心に、総取扱貨物量は16年間連続全国第1位を記録。東名高速道路、東海環状自動車道など主要道路と繋がる伊勢湾岸自動車道が横断する要衝地。

保管に適した港湾型冷蔵倉庫と流通加工に適した物流型冷蔵倉庫の両方の機能を併せ持つ、港湾物流型冷蔵倉庫の需要が高まりは中京圏でも旺盛で、原料貨物に加え、冷凍食品や半製品等の加工度の高い貨物取扱い量が増加。港湾物流型物流センターの建設が内外から求められていた。

既存の小牧物流センター、名古屋物流センター、中川物流センターと有機的に連携し、より貨物の特徴にあった保管環境を提供することで中京圏の低温物流網を拡大する狙い。

施設の冷却は温度の変化が極めて少なく、貨物の品質維持に最適な自然対流方式（Sittory２）を採用したほか、トラック予約受付システム「Yokorei Truck Reserve System」も導入。

また、フォークリフトによる入出庫作業を円滑にし、庫内作業時間の短縮化と省人化を図る「カーゴナビゲーションシステム」を導入した。