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ジョンソン・エンド・ジョンソン▼羽田DCに「ロボット倉庫」導入 

2018年12月04日

ジョンソン・エンド・ジョンソン メディカルカンパニーは、国内ハブ倉庫に位置付ける「羽田ディストリビューションセンター」(ヤマトクロノゲート内)に「ロボット倉庫」を導入、10月末より本稼働を開始した。  

少子高齢化に伴う医療機器の継続的な送品、作業スタッフの負担軽減と医療施設への医療器具の確実な提供を続けるための体制づくりを狙う。同社の物流ネットワークは羽田、札幌、神戸、新砂、福岡の5拠点体制となるが、ハブ拠点となる羽田DCの機能を強化した。

整形外科領域の関連製品は数万種類におよび、年々増加する一方だ。事故など、緊急手術が行われるケースでは、症例に合致した製品を正確にピッキング、出荷する必要があるため、ベテラン作業スタッフが手作業でこなしてきた。

羽田DCに導入したロボット(オートストア)は、グリッド上面を縦横無尽に走行する61台の「ロボット」がグリッド内に格納されたコンテナ(ビン)を吊り上げ、5間口あるポートまで自動搬送する。

 

作業スタッフは製品のバーコードをスキャン、搬送先別のコンテナに積載することで、ピッキング作業と検品が完了する。製品の専門知識に依存しない正確な作業が可能となった。ピッキング効率で50%、従来の保管棚からの保管効率では25%向上した。