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アサヒロジスティクス▼ネットスーパーほか、サービス拡大で売上拡大 

2019年04月20日

アサヒロジスティクスは17日、東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で第66期経営計画発表会を開催、経営方針を発表した。

前期・第65期スローガンは「チームでホンモノをめざそう」だった。採用定着の強化、社内の人材育成大学「ALU」の進化と充実、キャリアプランなどを重点項目に掲げ、売上高速報値は約325億円、対前期比40億円、14・1%の増加を見込む。

経常利益はアサヒロジスティクス単体で約9億円となるが、9月に開設した岩槻共配センター、初の関東以外の拠点となる大阪大正営業所を4月に開設しており、「拠点立ち上げコストがまだ正常化されていない。課題はまだ残っているのが率直な状況だ」と横塚元樹社長は説明する。

 横塚元樹社長

新規事業では物流専門の人材派遣会社のスマイルサービスを設立、2018年8月に営業を開始、登録数は約70名となる。また3月からはネットスーパーの配達のBtoC分野に本格展開を開始した。

大阪進出について横塚元樹社長は「東日本のアサヒの確立に主眼を置いて活動してきたが、小規模だが物流網拡充の第一歩を果たした」とは強調した。

第66期スローガンは「目的を考え行動し、良い結果を出そう」。「先を見据えて先手を打つ会社こそが勝ち組になれる」とし、5年先を見据えたコンプライアンス、安全、品質、適正利益、従業員のやりがいの確保を目指す。

「いかに他業種の人から魅力ある会社に見てもらえるかが重要。お客様から高い評価をいただけるビジネスに特化するため、物流の幅のなかでビジョンを拡げていかないといけない」(横塚社長)として、食品物流の川上から川下までキメの細かいサービス提供を目指す。第66期の売上高は350億円、経常利益は12億円を見込む。