F―LINE▼東京・大阪間で専用列車出発式 
2019年04月28日食品メーカー5社(味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社)が共同出資して設立されたF―LINEは21日、全国通運および日本貨物鉄道(JR貨物)の共催で、専用コンテナ列車「F―LINE号」の出発式を東京貨物ターミナル駅で開いた。
ゴールデンウィークを直前に控え、比較的運行ダイヤに余裕がある日曜日を選択、ワンウェイで運行した。F―LINEプロジェクト参加企業6社の加工食品をメインに、12フィートコンテナ換算で56基分の容量の共同輸送を行い、ドレージや受入れ態勢などの課題を洗い出し、今後の定期運行につなげていきたい構え。
主催者挨拶で登壇したF―LINEの岡本尚久取締役専務執行役員は「F―LINEはまだ発足2週間足らずの会社。社名のFはフードと未来に向けたフューチャーという意味も込めており、持続的な物流を構築するため、JR貨物、全国通運の力を借りながら継続的に進めていきたい」と述べた。
共催2社を代表し、日本貨物鉄道の犬飼新取締役常務執行役員は「鉄道輸送のご利用で、環境負荷低減する輸送が実現できる」と強調した。