ヨコレイ▼福岡アイランドシティに新センター開発 
2019年08月03日横浜冷凍(ヨコレイ)は8月2日、福岡県福岡市に「アイランドシティ物流センター」(仮称)を新設すると発表した。竣工予定は2021年1月。
福岡市の博多港は、沖縄(那覇港)や東南アジアなど国内外の主要貿易港との結節点としてアクセスに優れる。東南アジア主要港を仕向地とした積み替えなしでの海上コンテナ輸送が可能なことから、近年では農林水産品の輸出にも力を入れている。
アイランドシティは港湾機能の強化がされており、大型コンテナ船が同時接岸できる国際コンテナターミナルや高速道路の整備も予定。国内と世界を結ぶマルチ・クロス・ポートとして、今後もさらなる発展が期待されている。
センター設備には自然冷媒(NH3、CO2)を用いた貨物に優しい自然対流冷却方式(Sittory2)を採用。電動式移動ラック「カーゴナビゲーションシステム」と連動させ、フォークリフトによる庫内入出庫作業を円滑にし、作業時間の短縮化を図る。
ヨコレイの吉川俊雄会長は「博多港は世界のハブ港として重要な地域となってきた。世界のハブ港のバックアップ施設として当社も顧客も期待しているが、新センターは世界に自慢できる施設にしたい」と展望した。