東京都は7月29日、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、環状第4号線（港区港南1丁目～高輪3丁目）の1270mの整備に着手すると発表した。期間は2019年度から2032年度。事業費は約876億円。

幅員25.6mから33.5mの道路を新設及び拡幅整備するもの。車道は4車線、その両側に歩道及び自転車走行空間を整備する。平面構造に加え、鉄道及び国道15号（第一京浜）との交差部は橋梁構造とし、国道15号（第一京浜）へのアクセスのため、道路の中央部分に側道を整備する。

今回の路線整備により、環状方向の道路ネットワークが形成される。交通の円滑化が図られるとともに、安全で快適な歩行空間と自転車の走行空間を確保し、地域の快適性や安全性が向上させる狙い。品川駅周辺の東西方向の連絡が強化され、羽田・臨海部・六本木方面とのアクセス性が向上