ヤマトホールディングスは２日、東京・港区のヤマト港南ビル内に「ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム」を開設した。オープンに先駆け、１日にプレス公開を行った。

創業１００周年記念事業の一環。「つなぐ」をテーマに、事業多角化から生まれた宅急便事業をわかりやすく紹介し、物流で社会と共存するヤマトの姿勢を示した。　

展示は１９１９年「創業」、１９２８年から「大和便と事業多角化」、１９７１年から「宅急便」、２０００年から「新たな価値創出の時代」の４ゾーンで構成。６階から３階の受付まで、スロープを下りてくる見学所要時間は約１時間。

約14ｍの大型ワイドスクリーンからアニメを投影する円形シアターや未来の街を創造するラウンジコーナー、宅急便体験コーナーなども設けた。常にイノベーションを繰り返してきたヤマトが、くらしの向上と産業の発展に寄り添ってきた全貌がわかり、子どもから大人まで楽しめる。

ヤマト港南ビルは２０１９年９月全面建て替えを行い、当初は４月オープンを予定していたが、コロナの影響で延期していた。品川駅から徒歩10分、開館時間は10時～17時、休館日は月曜・年末年始・お盆。入館は無料。