横浜冷凍（ヨコレイ）は14日、北海道恵庭市に「恵庭スマート物流センター」（仮称）を新設すると発表した。竣工は2023年5月を予定。

恵庭市は、札幌市と新千歳空港のほぼ中間に位置、道内各方面の主要都市間をつなぐ幹線道路が交わるなど、物流拠点としてのアクセスに優れる。海路・空路の玄関口である苫小牧港や新千歳空港への高いアクセス性から、食品メーカーの生産工場が多く、道内産食品や原料の集積地となっている。

ヨコレイでは、新センターと道内に展開している6つの冷蔵倉庫との連携を図り、道内物流ネットワークのさらなる強化を図り、スマートコールドサービスの実現を目指したいとしている。

北海道エリアで同社初となる太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入、発電したエネルギーを冷蔵倉庫内の冷却および倉庫内・事務所棟の照明や電源に使用する。冷却設備には省エネ型自然冷媒冷凍機を採用したほか、冬季には外気を利用してC級室の温度管理が行えるシステムも取り入れるなど、温暖化対策に注力する。