物流不動産協同組合▼「物流部会」をキックオフ 
2021年12月16日物流不動産協同組合は10日、協働物流部会の立ち上げに向け、キックオフミ-ティングを開いた。
発起人の鈴木清賛助会会長(イーカーゴ社長)は、「物流業界は大手企業が有力グループを形成することで、さらに大きな組織を構築している。この脅威に中小事業者が対抗するにはトラックや倉庫をシェアすることが重要だ」と述べた。つながりを持つ中小事業者同士が倉庫やトラックなどをシェアすることで、共同配送、共同保管を推進。組合員各社の営業エリア拡大、顧客の多様化を取り込みを狙う。
「今まで受注できなかった物流全般の業務に対し、部会で一括して請け負うことで、物流業界にイノベーションを起こすことができる」と鈴木氏は語り、参画する会社の自己紹介に移った。同部会は賛助会の下部組織として発足する。部会タリフ作成、危機管理マニュアルの製作・共有、新事業の創出などを行う計画だ。
今回の参画はイーカーゴ、JPロジネット、マリンブルー、京濱港湾、置田運輸、秋元倉庫運輸、昭和倉庫、東運ウェアハウスの8社。今後、部会では共同物流のほか、管理システムなどの検討などを行うとしている。