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産業ファンド投資法人▼東京羽村で物流施設を再開発 

2022年03月19日

産業ファンド投資法人は9日、保有する「IIF羽村ロジスティクスセンター」(東京都羽村市)の再開発事業を実施すると発表した。

同社は三菱商事UBSリアルティから資産運用業務を委託。長期安定的な収益基盤の構築と競争力向上を目指し、最新型物流施設を開発する。建築物開発として18億3600万円を見込む。

コカ・コーラ ボトラーズジャパンの物流施設から全面改修を行ったもので、新センターの延床面積は1万3823m2となる計画。同日付で、東京ロジファクトリーと10年間定期建物賃貸借予約契約を締結、運用開始は2024年3月を予定。

国道16号から2km、圏央道・日の出ICから5kmに位置、東京都内中心部や広域関東圏へのアクセスが良好な立地だ。工業専用地域内にあり、24時間稼働ができる。

しかし、旧施設の老朽化から電気設備を中心とした大幅な改修工事が必要となる可能性があり、指定容積率200%に対し旧施設は約60%だったことから、既存建物維持か再開発の実施の選択肢から慎重に検討を進めていった。

産業ファンド投資法人保有の物流施設テナント・東京ロジファクトリーの東京西部エリアにおける新設ニーズを掴んだ同社は、再開発事業とした際の条件、開発リスク、再開発期間中の一時的に発生するコストなどがポートフォリオに与える影響について慎重に検証を行った。結果、延床面積を拡張し、汎用性のある最新型物流施設への建て替えを決定した。