日本GLPは6日、茨城・常総市で初の冷凍冷蔵専用BTS型施設「GLP常総II」の竣工式を開いた。

チルド物流のムロオが専用施設として一棟全体を入居、関東エリアの大型店舗向けの3温度帯配送拠点として活用する。

2階建て、延床面積3万6793m2。圏央道・常総ICから至近に位置、東京、千葉、埼玉に90分間以内で配送可能とするほか、食品加工工場が多数集積する東北エリアへの輸配送も適すエリアだ。

低温物流の市場規模は23年度約1.8兆円と予測されており、冷凍冷蔵機能を備えた先進的物流施設へのニーズは高まりを見せる。GLPでは冷凍冷蔵物流に強みを持つムロオと密接に連携し、予定工期の短縮を実現した。

冷凍庫に使用する冷却設備について、政府の省エネ型自然冷媒機器の補助対象に採択され、環境にも配慮した高効率の設備を採用した。